こんばんは!今回は映画「ターミネーター ニューフェイト」を観てきましたので私の個人的な感想と考察をまとめてみました。
※この記事はネタバレを含みます。まだこの映画を観られていない方はネタバレなしの記事をご覧ください
なぜ〇〇は〇されたのか?
見出しにするとネタバレしたくない方に誤って目についてしまうのを防止するために伏字にしましたが、タイトルは、なぜジョンコナーは殺されたのか?です。冒頭に「審判の日は起こらなかった」と平和に過ごす若いコナー一家が出演するのですが、アーノルドシュワルッヅネッガーと同じ見た目をしたT-800に銃殺されてしまいます。このシーンに開いた口がふさがらなかったのですが、裏事情を考慮すると納得なのかな、と思いました。
筆者が考える裏事情
ここからは私が考える「ターミネーターニューフェイト」の裏事情をご紹介していきます。
ジョンコナー役のエンドワード・ファーロングが薬物中毒になり、激太りしたため未来の救世主としての出演が危ぶまれた?
独自解説 今回の救世主はダニーという女性です。もしジョンコナーが生きていたら、ジョンコナー、サラコナー、T-800、グレースというガーディアンが4人もいたら多すぎますし、昔の『ターミネーター』シリーズのキャストにスポットを当てたいのか?新たな運命を描きたいのか?なにがしたいのかわけわからなくなってしまいますね(笑)
役者の個人的な私生活が原因で出演が危ぶまれたのではなく、単純に新たな運命を描きたかったのだと思います。
ちなみにジョンコナー役のエドワード・フォーロングの人生は波乱万丈です。彼はもともと役者ではなく、ターミネーターのキャスティングスタッフに、不良のようにたむろしていたファーロングをたまたま見つけ、役者になる打診をしたことがきっかけです。そのため彼は『ターミネーター2』のために初めて役者やバイクの操作のレッスンを受けました。 もともと『ターミネーター3』にも出演予定でしたが、相次ぐ私生活でのトラブルのため出演が見送られてしまいました。やっとこさ出演できるはずの『ターミネーター・ニューフェイト』では冒頭で殺害されてしまい非常に残念でした。しかしながら
監督のインタービューより抜粋:
ミラー監督は「ドラマチックでインパクトのあるスタートにしたい」
この一言で今回のジョンコナー退場への意気込みが伝わってきますね。
ちなみにエドワードはリファレンス(参考)という立場で『ターミネーター ニューフェイト』にクレジットされています。
筆者だったらこんなストーリー展開にしていたかも?
このトピックでは映画を観て勝手に、筆者だったらこんなストーリー展開にしていただろうと思ったことを書きます。
黒人の少佐がマイルズダイソンの息子のダニーだったらキャラクターに深みがあってよかったと思う
REV-9を倒すための武器をサラの知り合いの米軍の少佐が「お前の頼みだからだぞ」と言って提供し助け舟を出してくれるのですが、もし彼が『ターミネーター2』の名誉の死を遂げたマイルズダイソンの息子ならば、父の過ちと犠牲を無駄にしないために自分は国を守る米軍の少佐になって、サラのことも事情を知ってて信頼してサポートする。なんとも深みのある良いシーンになったのでは?と思いました。武器を渡すためだけに素性のわからない新キャラクターを登場させるよりもよほど面白かったのでは?
REV-9について
今回のターミネーターの特徴は
- 皮膚が液体金属 骨組みが金属
- 2体に分身して戦える
- 人間に不自然と思われない自然な笑顔と会話ができる
この3つが主に今までの『ターミネータ』シリーズに類を見ない最強の特徴ではないでしょうか?とくに映画の一シーンでREV-9が黒人の女性の見回りに変身して人間とあいさつするシーンがあるのですが、人間を殺害し始めるまで、REV-9であるとはわからなかったので驚きでした。
映画『ターミネーター ニューフェイト』を観た感想
ジョンコナーが退場してしまい残されたサラコナーに対してですが、時として運命は残酷だけれども選択肢は残っていて行動することで受け止め方を変えることができると、この映画を通して我々観客に訴えているのだと思いました。「運命はない未来は自分で切り開く」が『ターミネーター』1と2のテーマでしたが、残念ながら未来の人類のために運命を変えようと奮闘したジョンコナー一家の終わりはあっけなかったです。しかし残されたサラの強さには震え立たされるものがありました。サラにターミネーターの居場所を連絡していた余計なお世話のカールおじさんですが、最後の死にざまはかっこよかったです。単純にアクションが好きな人でも『ターミネーター』を知らない方でも万人におすすめできる映画です。
映画「ターミネーター ニューフェイト」の個人的☆評価
私の映画「ターミネーター ニューフェイト」の評価はこちら!
(4 / 5)個人的に良かった点
- スピーディーな展開
- 『ターミネーター』を知らない人も知っている人も鑑賞できる内容
- サラコナーの復活!
個人的に残念だった点
- 冒頭の衝撃シーン
- T-800が「もう戻らない」と(この映画にはもう出演しないということを示唆するセリフを)言っていたこと
※個人的な意見ですのでご注意ください。